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黒曜石の地図 - A case study of Himejima Kannonnzaki -

黒曜石の地図 - A case study of Himejima Kannonnzaki -_d0023994_2310481.jpg
今日は、5/5の記事にも写真を掲載しておきましたLandscapeⅦに出展した安藤典子の作品展についてのレビューを書きます。詳しい写真は5/5の記事をご覧くださいあれwww
場所は銀座駅より徒歩5分ほどにありますペッパーズギャラリーです。
この日は、近くで褌姿のおじさん達がわいわいがやがやと戯れておりました。
コンクリ壁のギャラリーにはとても適した作品っだったと思います。照明も映像作品もあるせいかゆったりめの明るさそれがまた作品の色を引き出しているようにも思われた。
黒曜石の地図 - A case study of Himejima Kannonnzaki -_d0023994_23501527.jpg建築というものは、他の美術作品とは異なり一秒見れば判断が出来るまた分かるというものではないのでなかなかこれまではこういった形で観ることがなかったが友人に対してだったら恥ずかしがらずに何でも聞くことが出来るし、少しは興味持ってみようかなという気になった。今回の安藤の作品は九州の姫島に埋まっている黒曜石を使い町を形成するという建築である。(違っていたらすまん)今までは建てたり、ビフォアーアフターであったりとかかなぁとしか思っていたが彼女は黒曜石の土地を掘って掘って地下に都市を構築していくというものである。町というのだから病院やら銀行やら市役所などはもちろん衣食住なのである。模型の中には人や船やら細かいところまで作られており、黒曜石にあたる部分にはロウを溶かしたものが何層にも何層にも重ねられていた!!
黒曜石の地図 - A case study of Himejima Kannonnzaki -_d0023994_23514850.jpg建築っていったら何だか割り箸みたいな棒を使った模型というイメージがあったがこれも黒曜石掘削構築とともに良い意味で裏切られた(~ー~)σ姫島という島は決して大きいものではないらしいのじゃけど、黒曜石がある土地と真反対にお住まいの方を訪ねた時にお婆さん(70歳ぐらい)に黒曜石について訊ねてみたら「そういえば小さいころに行ったことがあるよ。」と言われたそうよ。小さいころって小学校か幼稚園の頃のことらしい。つまり姫島にずっと住んでいる人は島はもちろんその住んでいる地域からは出る事がない人々がおられるらしい。w(゜o゜)wなんとも言えないなあ。僕は世界が広いと思っていたり宇宙に対して憧れを抱いているのだが。何だか僕の知っている世界のほうが小さいような、とても考えさせられる発言である。考えだして書き始めたら終わらなくなりそうなのでこのことはこの辺にしておきます。
わざわざ新しいもので新しいものを構築、創造していくのではなく。その土地の環境を考え、文化を尊重して今あるもので創造していくというこの精神僕は好きだな    (*^ー')bそういうことが出来ることが大事じゃと思うし真のパブリックアートに成りうると思うわ☆だって建築こそが駅前や公園にあるチンプンカンプン駄作なパブリックアートなんかより大事なもんじゃしね。よしワシもがんばるけえの!

黒曜石の地図 - A case study of Himejima Kannonnzaki -_d0023994_0204827.jpg黒曜石の地図 - A case study of Himejima Kannonnzaki -_d0023994_0224537.jpg
by stencil-works3322 | 2005-05-12 00:22 | 画廊・美術館